Diamante

未来を生きる君たちへのDiamanteのレビュー・感想・評価

未来を生きる君たちへ(2010年製作の映画)
3.0
復讐をテーマに話が展開されてゆくのだが、モラル的な観点だけでないところが良かった。現実問題として理想論だけでは済まない事が多々ある中で、この映画も最初は報復が功を制すところから始まり、それ故にその後の父親の非暴力的な教育方針が子供に伝わらず、又父親も報復を肯定してしまう思考と葛藤しているシーンが印象強く残りました。
ただ、事件を起こした少年の償いや、ギャング達のその後の報復について曖昧になっている割にかなり綺麗な終わり方をしているので、作品のメッセージを受容する上で些細な違和感が残ってしまいました。
後、隣国間でああいった差別がある事を始めて知り、勉強になりました。
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