ヒア アフターの作品情報・感想・評価

「ヒア アフター」に投稿された感想・評価

アメリカ人のジョージはかつて本物の霊能力者として知られた人物だったが、今は自分の能力を持て余し、むしろ嫌悪して、自分の力に背を向けた毎日を過ごしていた。
マーカスは双子の兄ジェイソンを不幸な事故で亡くし母も薬物に溺れて育児を放棄。兄との再会だけを望んで霊能力者を探して歩いていた。
フランスの女性ジャーナリストのマリー・ルレは、恋人とともに訪れた東南アジアのリゾート地で、突然現地を襲った津波に飲み込まれてしまった。その時の臨死体験の衝撃を忘れることができず、フランスに帰ったあとも死後の世界を意識するようになっていたので出演していたニュース番組からの降板をはじめ次第に多くを失っていく。生死を共にしたはずの恋人との関係も急速に冷めていった。
この3人がロンドンで交錯する。
何が言いたかったのか結局解らなかったな。
ヤバイ。泣いた。

何か出来事があった時にそれを捉えるものは見た目ショットでしかなく、あの波に飲まれ、息を吹き返したからこそ見れた映像。それがなんでもない人を繋いでいき、サインあたりで泣いた。

スプーンのダブルアクションなんかエロいし、あの真裏の切り返し大変だっただろうけどキスシーン並みに良い。彼女が家から飛び出る時、家の壁をパンしたら涙が消えてて切ない。

あの電車の中のカメラはきっと爆発したのだろう。何かと窓で繋がるからホテルで繋がったのも堪らんし、お別れ際もタクシーの窓。

双子の切り返しも初めて見たかも。

幽霊、と本人と相手、2人なのに3人、これは天国はまだ遠いの元ネタか?
nomyas

nomyasの感想・評価

3.8
無関係だった三つのストーリーが徐々に一つの接点にむけ引き寄せられるにつれ、それには必然性があったんだと、思わざるを得ないほどの製作の凄さを感じた 監督に力量がないと作れない映画
ち

ちの感想・評価

3.5
双子の兄が弟に伝えたかった言葉で泣いた
久しぶりのイーストウッド監督は悲しみの後の再生を描いた感動の物語。3つの異なる話がいつしか繋がり希望が生まれるのがとても素晴らしかった。津波の被害者で死後の世界を垣間見たニュースキャスターの女性。幼い頃の事故の後遺症で死者と話せるようになったことに悩む霊能者、一卵性双生児の兄を事故で亡くした少年。ヒアアフターって来世なのかな。辛い話だけどラストで救われる。
人の死を乗り越えようとするとき、また人は人と繋がるという、少しパラドックスのようなものを見せられたのかな

誰もが料理教室に通いたくなる映画
志賀

志賀の感想・評価

2.1

このレビューはネタバレを含みます

脚本の筋回しとしても映像の文法的にも巧みさが際立っていて破綻なく見れるようにはなっているが、一本の映画として見通したときに、2時間以上も一体これは何を見せられていたんだという感想を抱いてしまう怪作。

他者と触れることでその人にゆかりのある死者と更新できるアメリカ人霊能力者(マッド・デイモン)。津波で死にかけたフランス人女性ジャーナリスト(セシル・ドゥ・フランス)。そして不慮の事故で唯一頼れるはずだった双子の兄をなくしたイギリスの少年。自らの手で深く死に触れてしまったことで自分を見失った3人が、数奇な運命の末に一箇所に集まり、自己の喪失を回復させるって話なんだろうけど・・・。それぞれ展開している1シーン1カットは引き込まれるけど(料理教室で目隠ししてスプーンで食べさせる意味不明な官能的なシーンなど)、最終的にえ、、何これ、、、という異物感だけが残る奇妙な映画だった。奇妙なことやろうとは全然してないんだろうけど。
料理教室でのやり取りがめちゃくちゃエロい。
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