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ツィゴイネルワイゼンのmuscleのレビュー・感想・評価

ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)
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『めまい』みたいなのかなっておもったらズラウスキーの『ポゼッション』みたいな作劇。AとBの話をその場にいないCとDが受け継いてる。
有名なトンネルのショットだけでお釣りが出る。すりガラスで人物の顔が歪むショットが呪いのビデオみたいだったり、後頭部のアップのショットはめちゃ黒沢清だったり、そもそもの話からしてJホラーを感じた。その割にそばにしゃぶしゃぶやら全部美味しそうだし、「骸骨を飾っておいてやろう」はヤマシタトモコがどっか引用してなかった?
正直『台風クラブ』と同じ悪い意味でのガロ臭さがあって全然好きじゃない。
「新しい経験をすると鏡で自分の鏡を見る癖がある」はすごい。濡れた藤田敏八最高。こんなシブい演義の人だなんて。
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