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ツィゴイネルワイゼンのucandoitのレビュー・感想・評価

ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)
4.0
1980年 鈴木清順監督

難解ながら何やら惹きつけられる映画。生と死。人間の多面性。嘘と誠。色々なものが混沌となっているようだ。
大好物の安田道代目当てで鑑賞したが30才の大谷直子が印象的で素晴らしく美しい。「肉弾」や朝ドラの少女イメージしか持っていなかったので驚きでした。
原田芳雄が飛び抜けてかっこいい。
原田も藤田もよく喰います。



備忘録
サラサーテのレコード、雑音、鎌倉、釈迦堂切り通し(生と死を繋ぐ?)、ドイツ語教授青地、インテリだが自由人の中砂、女の死体と蟹、盲目の旅芸人、瓜二つの芸者小稲と中砂の妻、妻の死、娘豊子の乳母として入る小稲、青地の奔放そうな妻周子、入院中の妹、中砂の眼球のゴミを舌で取る周子の幻想、腐れかかった水蜜桃を舐めるように食べる周子、中砂の死、中砂から豊子経由で知った貸した本やレコードを取りに来る小稲、江ノ電、約束通り骨をください、本当は死んでいるのに、菊で飾った小舟
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