「ツィゴイネルワイゼン」
1980/4/1 公開 日本作品 2017-1
TSUTAYA CINEMA Handbook 2016
1980年代ランキング39位
日本アカデミー賞最優秀作品賞
再鑑賞シリーズ
1981年第4回 日本アカデミー賞最優秀作品賞
言わずもがなの名作邦画。鈴木清順監督の耽美的で妖艶な世界観に引き込まれます。理解を超えた作品、常に死と性を感じさせる映像、強調された食事の音、つながらないカット割りその全てが理解を超えています。敢えて理解することを求めず感覚的に鑑賞するのがこの作品の肝かもしれませんね。
鈴木清順監督が、内田百間の「サラサーテの盤」などいくつかの短編小説をもとに、夢と幻が交錯するなかで狂気にとりつかれた男女の愛を描いた幻想譚。80年、東京タワーの下に建造されたドーム型の移動式映画館シネマ・プラセットで上映されたことも話題に。日本アカデミー賞の作品賞ほか、ベルリン国際映画祭の審査員特別賞を受賞するなど国内外で高い評価を受けた一作。2012年、“浪漫3部作”を成す「陽炎座」（88）、「夢二」（91）とあわせてニュープリントでリバイバル上映。
