牛猫

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦の牛猫のレビュー・感想・評価

3.6
キリストの聖杯を探したまま行方不明になった父を追ってベニスに飛んだインディが、聖杯を巡る攻防に巻き込まれる話。

相変わらず冒頭のアクションが楽しい。リバーフェニックスが扮する若き日のインディの活躍が、蛇が苦手になった理由やトレードマークである鞭や帽子のルーツなどと共に描かれている。
今作のゲストキャラとしてショーンコネリーが加わったことで、これまでの子ども向け冒険活劇から一気に大作感が増す。実際アクションやアドベンチャーよりもスパイ映画っぽい要素や演出が多かった。この辺りは完全に好みだけど個人的には2作目みたいな遺跡探索パートがもっと欲しかった。
これまで蛇・虫と、すっかりシリーズ恒例となった遺跡内の大群は、今回はネズミだった。動きがやけにリアルだったけどまさか本物だったのかな。
ストーリーは正直あってないようなものだけど、ハリソンフォードとショーンコネリーのコントのような掛け合いが楽しい。コミカルなだけでなく久し振りに再会した親子が距離を縮めていく様が微笑ましくて好きだった。

クライマックス手前の戦車の上での攻防も緊張感とギャグのバランスが丁度良くて程よく笑える。
総じて1作目よりは面白いけど2作目よりは劣るかな。
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