このレビューはネタバレを含みます
出征した夫の戦死広報を受け取った後、妻が別の男と再婚し、その後戦死したはずの夫が帰還する…。
そういう話は、戦後珍しくなかったと聞く。確かにフィリピンの山奥で誰がいつどのように戦死したか…なんて情報…
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海でも家でも電車でも吹雪でも追いつ追われつ
旅館の名前だけ告げて去るインパクト..
どんどん狂っていく、冷静ではいられない状態のまま、そこに落ち着くしかない姿
どこかに辿り着くことなく銀世界に溶けて…
1956年 モノクロ 99分。戦時下 夫妻と甥で営む理髪店、夫も甥も出征 そして夫の死が告げられ終戦 甥は戻る。妻と甥 数年苦労して店を再建すると何と夫が戻ってくる。この間 恋仲となっていた二人は苦…
>>続きを読む水平からズレたカメラアングルは心の歪みか、降り積もる雪と相乗効果をうむ素晴らしい演出の数々、新藤兼人監督作で一番好きかもしれない本作しろがねしんじゅう。というのも影響下にはあまりないかもしれないが助…
>>続きを読む@シネマヴェーラ渋谷
戦時下に生きる床屋夫婦の話なのでどうしても「私は貝になりたい」を想起してしまう。
戦争が生んだ悲劇。誰も悪くないのに、なぜこんなにも心を揺さぶられなければいけないのか。悲劇を…
兵隊にとられ戦地で死んだと知らされていた夫がある日ひょっこり帰ってくる。妻はその間に夫の甥とくっついて粛々と生活を送っている。誰も悪くないヨ…。このあいだの池部良特集で観た山本薩夫&亀井文夫『戦争と…
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