スローターハウス154

我は海の子のスローターハウス154のレビュー・感想・評価

我は海の子(1937年製作の映画)
4.2
2018/2/10

以前ジャケ買いしたDVD。これはアタリ!しみじみと、あ〜名作だ..と思わせられた映画だった。
甘やかされて育った金持ち息子のハーヴェイ君。ある日の旅行中にうっかり船から転落してしまい、通りがかった漁船に拾われる。港に帰れるまでの3ヶ月間、潮臭く男臭く荒々しい漁師達の漁船の中で揉まれ続けるうちにワガママ放題だったハーヴェイ君はたくましく成長していくのだった、、という話。

この映画を機に、息子のいるお父さんは息子との関係を見つめなおしてみるといいかもしれない。
息子を気にかけているつもりで息子と話す時間はあっただろうか?とかさ...
船の中で出会ったある漁師はパパよりずっと貧しくて下品なのに、なぜか心惹かれてしまう..友情のような親子関係のような、この2人の絆に泣かせられるんだな〜..

僕は現実でもこういう子供が主人公の作品でも、子供のことを無条件に可愛い!と思えることって正直あまりないんだけど、このハーヴェイ君は、、、いや〜可愛いかった。最初の方に彼のヒネクレっぷりを見せつけられていたから、周りに心を開いていく過程が余計に愛おしく感じる。