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ドラえもん のび太の宇宙開拓史のYSKのレビュー・感想・評価

3.2
ふと見返したくなって、劇場版DVD-BOXを引っ張りだしてきました

やはり長期に渡る作品ですし、特に子ども向けということもあり基本的な流れは「スネ夫とジャイアンが無理難題をおしつけor自慢をし」「のび太がドラえもんに泣きつき」「ひみつ道具の力で大冒険」と、どの作品もそれほど変わりません

とはいえ同じくストーリーのテンプレができあがっていた『ドラゴンボール』シリーズのように敵キャラクターの魅力だけで評価が決まるわけでもなく、どこで何をするかというすこしふしぎなシチュエーションも面白さの秘訣だと思います

そんなわけで今作は遠い遠い宇宙を駆ける宇宙船とのび太の部屋が繋がってしまったお話
貴重な資源が採掘できる星の少年と交流を深め、その資源を狙う組織と戦う姿はもちろんひみつ道具が大活躍するのですが、何より殺し屋ギラーミンとの対決ではいつものヘタレではなく真っ向勝負、「射撃」がはじめてフィーチャーされた記念すべき作品でもありました
ジャイアン、スネ夫、しずかの活躍&出番こそ少なかったものの、重力の違いによりスーパーマンに近い力で悪の組織をなぎ倒す姿はすかっとしますし、ロップルの相方チャミーのキャラクターやコーヤコーヤ星の夜明けなど、やっぱりすこしふしぎな世界が楽しめるいい作品だったと思います
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