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ドラゴン怒りの鉄拳のふーたらのレビュー・感想・評価

ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)
3.3
2020年7月3日から公開が始まった、ブルース・リーの4Kリマスター復活祭。
ゴールデン・ハーベストものの4作品の「ドラゴン危機一発」、「ドラゴン怒りの鉄拳」、「ドラゴンへの道」、「死亡遊戯」の4本が対象となっています。ちなみに、日本にドラゴンブームを巻き起こすきっかけとなった「燃えよドラゴン」は、残念ながら大人の事情(権利がワーナー?)で含まれません。

今回観たのは、「ドラゴン危機一発」に引き続き、「ドラゴン怒りの鉄拳」です。

この作品は、アメリカで「グリーン・ホーネット」で成功した後、香港に戻ってきてから「ドラゴン危機一発」に続く2本目の主演映画です。
日本では、ブルース・リーの死後、1973年の「燃えよドラゴン」のヒットを受けての、翌年の1974年の「ドラゴン危機一発」に続いての上映でした。

あらすじとしては、ブルース・リーが所属していた上海の道場を潰そうと計画した日本人に、師匠が毒殺されて、その日本人に復讐をするというお話しです。

ストーリー的に、若干のもどかしさはあるものの、1作目の「ドラゴン危機一発」よりは、シナリオもしっかりしてて、面白いです。
さらに、敵の大ボスは、日本刀を持ち出すものの、結構強そうに見えます。
ちなみに、この大ボスは、橋本力さんという俳優さんで元プロ野球選手、大魔神の中の人だった方です。
まあ、それ以外は、敵も味方も弱すぎなんですけど。

この「ドラゴン怒りの鉄拳」では、「アチョー」って怪鳥音も出ますし、ヌンチャクも出ますので、安心してブルース・リーを堪能できます。
さらに、ブルース・リー唯一のラブシーンを見ることが出来て、おトク感もあります。

ブルース・リー初心者の方が1本目に見ても安心な1本。

(2020/07/04 小倉コロナシネマワールド 2D)
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