三郎丸

ドラゴン怒りの鉄拳の三郎丸のレビュー・感想・評価

ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)
3.3
お師匠さん殺めるからブルース・リーずっと怒ってますよ!

本作品は彼の主演2作目ということで、魅力のすべてが、ぎっしり詰まってます!
これぞブルース・リー。お馴染みの衣装を纏い、本作品において自分の魅せ方を確立した感がありました。

ブルース・リーが、有名になればなるほど作品公開当時に観賞した元気一杯な男達は、リーになりたくて筋トレし、真似したであろう怪鳥音を使った奇声満載の格闘シーン
「うあちゃー!ほえあー!」
そして、有名な親指で鼻をこする仕草。
贅肉を削ぎ落とした身体から繰り出される技の数々。
アクションスターになるべくしてなったという魅力がありました。
・しなやかさ
・打撃の速さ
この動き観た人達にとってブルース・リーは不変のアクションスターとなるでしょう。
(本作品の粗めなストーリーは置いておいて…)

本作品のオススメポイント
・ブルース・リーの怒り沸点の低さ!
(すぐ眉間にシワ&怒りの震えでプルプル後、なかなかの確率で人が死に、見せしめでてるてる坊主様に吊るされます…)
・ブルース・リーの変装
(本人は嬉々として演じてますが、残念ながらタダ者ではない雰囲気が常にダダ漏れ…特にビラ配りの爺さんの姿勢の良さと目つきの悪さよ!)
・得体の知れない獣(赤犬?かな…)の丸焼きを食べるシーン
・日本人が完全な悪党!そして妙に下品なアジアン芸者のお色気ダンス!
・メガネ通訳人の序盤からブルース・リーにヤられる(吊るされる)だろうな…な、死へとまっしぐらな残念屑野郎感

ブルース・リーのアクションとしてはさほどインパクト(ヌンチャクはカッコいい)は感じませんでしたが、ブルース・リーの魅力を伝える伝説映画の一つ。
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