ドラゴン怒りの鉄拳の作品情報・感想・評価

「ドラゴン怒りの鉄拳」に投稿された感想・評価

小一郎

小一郎の感想・評価

4.3
新宿ピカデリー9周年企画「ブルース・リー4夜連続上映」の2夜目は『ドラゴン怒りの鉄拳』。

ただただ魅入った。耳に残って離れない「アチョー」の怪鳥音に華麗なヌンチャクさばき。当時、頭をゴツンしたヌンチャク男子続出の理由がよくわかる。これがブルース・リーのアイディアだというのだから、やっぱエンターテイナーとしても最高だわ。

闘いの構え、俊敏な動き、怒りで震える鉄拳、タメ、キメ顔…。アクション時のブルース・リーはもう完璧、全くスキがない。シリアスさと、思わず笑っちゃう愛嬌を兼ね備えたキャラクター。観ている側も力が入り、体が動きそうになる一体感。前作『ドラゴン危機一発』から飛躍的にパワーアップ。これは一気に人気爆発の流れでしょ(香港で、ですが)。

多分、動きの速さとか、技術とかって、今のアクション俳優でもひけをとらないか、それ以上の人っているのだと思う。でも関係ない。かもし出す雰囲気が最強。こればかりは理屈じゃない。唯一無二のブルース・リーだからイイのであって、他の人が同じことをやっても意味がない。

日本軍が幅をきかせる中国・上海で日本人柔道グループが、ブルース・リー扮する主人公が敬愛する武道の師匠を毒殺。その陰謀に気づいたブルース・リーが仇を討つ物語。中国人を見下す日本人のいやらしい姿を描くなど反日感情を感じる映画だけど、ブルース・リーにやられるなら仕方ない(笑)

アクション以外ではブルース・リーの変装が楽しい。この人、どこかしら笑える親しみやすさも人気につながっていると思う。あとキスシーンは本作だけなのかな。

ということで、本作も凄かったのだけれど、次に観た『ドラゴンへの道』は個人的にさらに上を行った感じ。ブルース・リー、ええ、ハマりましたとも。

●物語(50%×3.5):1.75
・ラストも結構好き。

●演技、演出(30%×5.0):1.50
・ブルース・リーのアクションパーフェクト。ただただ魅入った。

●映像、音、音楽(20%×3.5):0.70
・多分、なんか良かった。

●お好み加点:+0.3
・ブルース・リーなので。
映画

映画の感想・評価

4.5
想像以上に人が死にますが、その分主人公に感情移入できました。
敵を倒した時に見せる悲しげな表情が印象的です。
だりあ

だりあの感想・評価

3.2
二作目にしてブルースのヒーロー観は
完成されてる節がある。
日本人が悪役になっているのでどう
見られているか、他の人のコメントが
気になったがそこまで極端な意見が
なくて安心した。

この映画で印象に残っているのは、
通訳ウーの下衆っぷりとブルースの
背後に回って蹴るスピードである。
ブルース リーさんの映画の中では一番好きです!鬼のようなエネルギー 元気出ます!
Fieldpan

Fieldpanの感想・評価

3.0
・13/07/26:WOWOW
ブルース・リーの仮装大賞!戦後の租界が舞台になっているのは知らなかった。
ブルース・リーのことはかなり好きだが、日本統治下で悪い日本人に立ち向かう設定となると気持ちも複雑となる。

ヌンチャクだって沖縄由来なのに、昔から中国にあった感じになっちゃったような。まぁ、でも仕方ないのかなぁ。
日本人の悪質な制圧行為により導師を失った青年(ブルース・リー)が、中国武術の伝統を守るために、一世一代の報復を仕掛ける。大日本帝国統治下の上海を舞台にして、中国人の義憤と悲哀を描いているアクション映画。

主演2作目にして、怪鳥音(アチョー)とヌンチャクが初登場。ヌンチャクは倉田保昭が撮影前にプレゼントした沖縄の農具であることが、倉田本人から伝えられているのだが、リーの伝記では子供の頃から愛用していた武具だと解説されている。

物語はリベンジ劇の典型パターン。リーは自分の単独行動が報復の連鎖を生んでしまうことを承知していながら、仇となる人物たちを無意識的に殺害していく。コミカルな変装が面白いけれど、もはやリーの言動がホラーの領域。何が正義なのか分からなくなってくる感覚が、大きな醍醐味となっている。

日本人のボスを演じているのは、大魔神のスーツアクターで有名な橋本力。主人公の敵対勢力として日本人の柔道場が登場するが、日本人たち(?)はリーに攻撃されても「おうっ!おうっ!」というオットセイのような声しか上げない。そして、袴のはき方が前後逆。
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