ローズマリー

エイリアン/ディレクターズ・カットのローズマリーのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

620本目。
2023 1
去年映画観ない日はなかったんじゃないかってくらい400本以上観てた自分が信じられないくらい今年初の映画が28日に漸く一本観るという。
無音やいつ来るんだという時間がまぁそれはそれは長くてハラハラドキドキする。黒幕は早い段階で気づけたので成長してる。警告よみんなに知らせなきゃって言われた時大丈夫だ気づくよってニヤリって笑ってたもん。


貨物を積んだ宇宙船ノストロモが地球を目指し航行している。冷凍睡眠から目覚めたクルーたちは食事を摂りながら地球に戻ったら何をするかを話題に談笑していた。機体制御を務める人工知能マザーに呼ばれクルーたちは持ち場に着く。地球の近くまで来たから起こされたのだと思っていたクルーたちは船外の様子を見て異変に気付く。そこはまだ地球から遥か遠くで船は奇妙な惑星に接近していた。マザーはクルーが睡眠中に船の進路を変えノストロモは宇宙の彼方を漂っていた。クルーがマザーに事情を尋ねると発信者不明の信号を傍受したためだという。信号は救難要請らしい。クルーは集まりどう対処するかを話し合うことにした。見捨てられないと言う者、ノストロモには救助するための装備がないと反論する者。クルーは二つに分かれたが彼らは仕事をするにあたって雇用主とある契約を交わしていた。その中には知的生命体からの信号を受信した場合調査を行うという項目があった。結局救助反対派は折れノストロモは信号を発信する惑星に降り立つことになった。
ノストロモのクルーは探査ユニットに乗り込み惑星に降下した。その衝撃で探査ユニットは故障してしまう。修復には時間がかかりそうだった。足止めを喰らったクルーたち。その間にも救難信号は響いている。クルーの内船長のダラスとケイン、ランバートの三人が船外探査を志願し信号の出所を捜索した。リプリーは船内に残り整備士と共に探査ユニットの修復を試みる。しかし整備士はやる気がないようでリプリーは操縦室に戻り探査部隊からの通信を待つことにした。探査部隊は岩場に不時着した奇妙な形の構造物を発見した。ダラスの指揮の下探査部隊は接近を試みる。探査ユニットから離れるにつれ探査部隊との通信にはノイズが混じるようになっていった。ダラスが構造物に侵入する映像を最後に探査ユニットとの通信が途絶えてしまう。ダラスたちは侵入した構造物の中で椅子に座ったまま化石化した宇宙人の死骸を見つけた。ダラスは死骸の腹部の骨が内側から破裂したように折れていることに気付く。信号の正体を解析していたリプリーはそれが救難信号では無かったことに気付く。信号は何かを警告するために発せられたものらしい。リプリーはダラスたちにそのことを伝えるため船外探査を申し出るがアッシュにより引き留められる。構造物の最下層に降りたダラスたち。ケインはそこで卵のようなものを見つける。様子を確かめるために近付くと卵の中から謎の生物の幼体が現れケインに襲いかかってきた。
ダラスたちはケインを連れて探査ユニットに避難した。事情を聞いたリプリーはケインの船内への帰還を拒んだ。彼には未知の病原菌に感染した疑いがある。隔離するべきだとリプリーは主張した。しかしアッシュが独断で入口のロックを解除してしまう。ケインを襲った生物は宇宙服のヘルメットを貫き彼の顔を覆っていた。アッシュが謎の生物の触手を切除しようとするがアッシュが触手に触れると謎の生物は尾をケインの首に絡めた。透過装置でケインの様子を確認すると謎の生物は毒でケインを麻痺させつつ気道に管を忍ばせ酸素を送っていた。ダラスはアッシュと共に再度謎の生物の切除を試みた。すると謎の生物の体液は床に穴を開けた。強酸性の体液を蓄えた謎の生命体にクルーたちは打つ手なしだった。リプリーはアッシュを問い詰める。船長のダラスと副長のケインが船外に出たとき上級決定権はリプリーにあり彼女は他のクルーを守るため検疫の原則に従っていた。アッシュは口では謝罪したがリプリーへの反感を隠そうとはしなかった。謎の生命体は突如ケインの顔から離れ姿を消した。ダラスとリプリー、アッシュは手分けして生命体の捜索を始め程なく発見する。謎の生命体は既に死んでおりアッシュは解剖を始めた。リプリーは廃棄を提案するがアッシュは持ち帰ると言い出しダラスはアッシュの要望を受け入れた。
修復が済んだ探査ユニットは惑星を離れノストロモに再接続した。クルーが集まって今後について話し合っているとケインが目覚めたというアッシュからの報せがあった。ケインの復活を喜び食卓を囲うことにしたクルーたち。食事をしているとケインが突如不調を訴え出した。身悶えするケインの腹を突き破り謎の生物が顔を出した。ケインの腹から生まれた謎の生物はクルーを一瞥すると自分の置かれた状況を察知したように走り出して船内に消えた。謎の生命体は短時間の間にクルーを襲うほどの大きさにまで成長していた。ダクトに逃げ込んだ姿が目撃された。ダラスはダクトに潜り込み火炎放射器で追い詰めることを画策する。しかしダラスは待ち伏せしていた生命体に返り討ちにあってしまう。謎の生命体について調査していたはずのアッシュは何の成果も挙げない。不審に思ったリプリーはマザーに事情を問う。するとノストロモの真の目的は元々信号の正体を発覚しそこで標本を入手することにあり自分たちは使い捨てにされる駒だったことが発覚する。真相を知ったリプリーを始末するためアッシュが本性を現す。騒ぎを聞いて駆け付けた他のクルーがアッシュに攻撃を加えると彼の身体はショートした。アッシュはノストロモのクルーを監視するために送り込まれたロボットだったのだ。打倒宇宙生命体を目指したクルーたちだが一人また一人と襲われ遂にリプリー一人だけになってしまう。もしものときのために船の自爆装置を起動させたリプリーは消えた仲間を捜索する。すると彼女は船内に作られた宇宙生命体の巣を見つける。巣には襲われた仲間たちが捕えられていた。まだ辛うじて意識の残っていたダラスはリプリーに殺してくれと訴える。リプリーは仲間が宇宙生命体の幼体の餌にされるまえに彼らを火炎放射器で焼いた。
脱出ポッドに乗って宇宙に飛び出したリプリー。地球に帰還するまで十か月かかる。そのため彼女は冷凍睡眠の準備を始めた。作業の最中彼女は脱出ポットに潜り込んでいた宇宙生命体を発見した。リプリーは宇宙生命体に気付かれぬよう宇宙服を着込む。それからコクピットの椅子に座りベルトを締めると脱出ポッドの入口を開けた。宇宙生命体は大気と共に宇宙に吐き出され脱出ポッドのブースターに焼かれた。
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