horahuki

エイリアン/ディレクターズ・カットのhorahukiのレビュー・感想・評価

4.4
言わずと知れたSFホラーの大傑作。
1〜4はDVD持ってるんですけど、せっかくだからBlu-rayで見たくて、HRギーガーのBlu-rayコレクション買っちゃいました^_^
これ装丁がカッコ良すぎますね!見てるだけでテンション上がりまくりです(笑)

そして何回見ても面白い!!
『プロメテウス』含めてシリーズ全部好きなんですけど、私はやっぱり本作が1番!純粋な恐怖という点ではシリーズ通して圧倒的なんじゃないかと思います。

一応、あらすじ。
任務を終えて地球に帰ろうとしていた貨物船ノストロモ号。ところが謎の信号を受信。乗組員たちは、嫌々ながらも信号を出してる星に調査へ向かう。着陸と同時に壊れる偵察艇。調査に出かけた調査隊の1人が異生物の襲撃に遭い、倒れる。その顔には得体の知れないものがくっついていた…という話。

救援に降り立った異星のどんよりとした暗い雰囲気。そして捜索隊が発見する謎の巨大宇宙船の不気味さ。人間が乗っている宇宙船の船内とは明らかに違い、別の知的生命の存在を感じさせてから現れるスペースジョッキーのインパクト…いや〜たまらんですね!得体の知れない不安感を煽られつつもワクワクしちゃいます。そして直面してる現実の深刻さを知らしめる「信号は警告」発言からの無数の卵→フェイスハガーの流れとか完璧すぎます!卵が動いてからフェイスハガーが飛び出すまでの間は何回見てもドキドキしますね。そしてチェストバスターの衝撃。

全体を通して感じるのは息苦しいほどの閉塞感。ノストロモ号船内の無機質で重々しい空気の中、温かみの全くない機械音や信号音がこだまする。そんな空間に居続けなければならないというだけでも気が変になりそうなのに、追い打ちをかけるように船内に潜み襲い来る異物。

そして、肝心のエイリアン襲撃シーンも凄まじい緊張感です。宇宙船の機械音や空調音等以外の全ての音を廃することで「来るぞ来るぞ〜」という危機感を盛り上げつつ、猫によって緩急をつけることで、じっくりと登場シーンの恐怖感を熟成させる。とにかく丁寧!それ以外にもエイリアンを直接見せない探知機による恐怖演出も凄い!ジョーンズ(猫)の演技はアカデミー賞ものですね。動物部門があったら受賞間違いなし!

コヴェナント楽しみすぎますね!早く見たい!!でも評判はイマイチみたいで、ちょっと不安…f^_^;
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