トシオ88

アキラ AKIRAのトシオ88のレビュー・感想・評価

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)
3.8
今更ながらのアキラ鑑賞🎬
今もJapanese cultureの一つの到達点であり、唯一無二の孤高のアニメーション👍
「気分はもう戦争🪖」や「童夢」を通じ、今までの漫画や劇画の概念を軽々と破壊して、全く異質の衝撃の連打を放っていた大友克洋が、ヤングマガジン誌に本作連載を始めた時は、それこそ原稿落ちがない限り毎回貪るようにして読んでいた記憶が😆

やがて28号アキラの目覚めと共に描かれるネオ東京の破滅。映画化の発表の際にはコミック全内容の描写は無理だろーなー☹️と思っていたけど、大友自らが監督したことで、コンパクトに活劇作風に纏まり、鑑賞する間口が広がったと思う😃

映像的にはCGもなく、透過光が特殊効果の唯一の当時、何万枚ものセル画の中で活劇を繰り広げる金田達の情報量は凄まじいものがあったけど、原作で描かれたアキラ覚醒後の廃墟と化したネオ東京での、皇帝アキラを崇める鉄雄、そしてアキラの未知のパワーを狙う米軍太平洋艦隊との死闘、そして第6巻の巻末に大友克洋が敢えて加筆したネオ東京再生と復興のイメージとその中で疾走する金田達のシーン…アニメーションで観てみたかった気持ちもどこかにあるなぁ😆

第6巻巻末のバイクで疾走するシーン、若さや希望、あらゆるものが詰め込まれていて泣けてくる画😢は、やはりアニメじゃ無理かもしれないけど。 今後、ヘンテコ外人が主役のドラマ「アキラ」がサブスクマネーパワー💰で実現しないことを切に願う次第🥸
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