すぽんじ

アキラ AKIRAのすぽんじのレビュー・感想・評価

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)
3.3

(⸅̥᷇͏̵˲̎ͨ⸅̥̖᷆̾ ̵˒͋)マモーがいっぱいコレクション(⸅᷇˾ͨ⸅᷆⸜⸌˒ े੭

大友克洋原作の同名漫画を映画化。
時は2019年、第三次世界大戦後の“ネオ東京”を舞台に超能力者や軍隊、暴走族などの戦いを描く。

原作未読。
“この漫画が凄い”的な話になると高確率でこの作品が挙がるので題名は知っていた本作。
評価が高すぎて、自分には観るのは早いかも…と躊躇してたけど遂に観てしまった。

2019年というと現在からもうあと3年後だけど、原作が発表されたのが1982年。
マッドマックスよろしくな退廃ぶりだが、強ちかけ離れ過ぎてるとも思えないところが地味に怖い。
オリンピックの話とか…


「水や空気に遺伝子はあるのかしら?」
超能力者の描写に最初はビックリしたけど、彼らにもそうなった経緯があって回想シーンは特に切なかった。
どうにもならないような局面においても良心があるキャラクターが居たのが本当に良かった(;;ω;;)


映像は基本的にどこも緻密に描かれていたけど、特に破壊の描写が凄かった。
爆破して散らばるコンクリート片や飛び散る細胞、一つ一つが鮮明で滑らかで。質感がとても伝わってきた。

そして外せないのは音楽。
音楽はなぜか先に知っていて、洗濯物干す時とかに聴いてたりしてた(゚д゚)
まさかこんなシーンで流れていたとは知らず…w
今敏監督の映画で出会った平沢進の音楽を初めて聴いた時の衝撃に似てる。
新鮮なのに、この画にはこの音楽しか無いと思わされる説得力。

まだ本作の魅力を表面的な部分しかさらえてないので、原作を読んでからまた観直してみたい。

2016.01.14GYAO!無料配信