ミミヒメ

アキラ AKIRAのミミヒメのレビュー・感想・評価

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)
5.0
2017年12月に初見だったぽいけど夏に観た気がする。あんまり噛み砕けずただ情報量の多い映画だと思っていたが雰囲気は好きだった。廃墟てか退廃美好きだし
4.2つけてた

とにかく劇場で観てみたかったので行った
重低音ウーハー上映と銘打ってるだけあってバイクのモーター音や爆発音、銃声に迫力が増すことは勿論終盤の超能力者3人が発する衝撃波の静寂がより際立っていた 唾を飲み込むことすら躊躇われる細い糸がギリギリのところで張り詰められたような空気が劇場にあった

なんだろう、鉄雄が脳みそかき乱されてるみたいって言ってたけど鑑賞後そんな感じのまま切らしたバファリンを買いに行った
いつも死にたくなったりくせに鉄雄が向こう側に行く間際の走馬灯や光に包まれた時泣きそうになって
その苦しさに共感性はなく真っ暗闇、わからないことへの恐怖で黒ずんだ雲に覆い被されたような感情になった
金田へのコンプレックス、金田の愛情

元号が変わっても特に何も変わらない
私は17歳10ヶ月でしかないと斜に構えていたけど
仮定された2019年の中の完全なる虚構や偶然現実になろうとしているものを見た意義があった気がした

帰りに残り2枚のサントラ勢いで買ったけど別に中古でよかったな
ミミヒメ

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