あっかんべー

アキラ AKIRAのあっかんべーのレビュー・感想・評価

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)
5.0
「さんをつけろよデコ助野郎!」

あのスピルバーグ監督も絶賛したSF超大作。凄い映画を観た気分。
海外で日本製アニメが「ジャパニメーション」と称されたきっかけとなった作品なだけあって時代を感じさせないクオリティだった。
今は作画が凄い作品なんてわんさかあるのにそれでも「すげ〜」と思わせてくれるのはAKIRA特有の圧倒的センスがあるからなのかも。

この映画の何がすごいって
巨額の制作費を投じて作り上げたものだとひと目でわかる作画は然ることながら原作の内容を要点だけ上手くまとめてるところ。(でも仕上がりは別物だと思います)他にもCGをほとんど使ってないところ。いかしたサントラ。
オシャレなバイクとキャラクターデザイン。
そのどれもが30年前の作品とは思えない。

原作のダイジェスト的な今作だけを観ると意味不明なまま終わってしまうところもあるけど漫画と照らし合わせながら観ると消化されるはず。
また原作とは異なるラストシーンも色んな考察ができて面白いところ。

漫画をリスペクトしてるともいえる映画版AKIRA、1ファンとして満点をつけたい。
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