ゲル

アキラ AKIRAのゲルのレビュー・感想・評価

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)
3.8
大人でも一度観ただけで理解するのは難しいストーリー。
極端に説明が少ないのである。
そういった意味では映画らしい映画。
スケールの大きさがすごい!
アジアがミックスされたような個性的な音楽が独自の世界観を醸している。
だいぶ前になるものの、自分は先に『パプリカ』を観たためパプリカっぽさを感じたのだけれど、本来は逆なのだろう。
全部は思い出せないけれど、今まで観た多くの作品が『AKIRA』の影響を受けていたのだろうと思えた。
約30年前に30年後を描いた作品を、様々な常識が変わりつつある今観ることができて良かった。
まだの人にも、舞台である2019年が遠くならないうちに観ておくことをおすすめしたい。

ひとつ不満だったのは、1988年の作品だからなのか、音声がこもって聞こえたこと。
だいぶ音量を上げないと聞き取れなかった。
ゲル

ゲル