かえるのエリー

アキラ AKIRAのかえるのエリーのレビュー・感想・評価

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)
4.0
リアルタイムで本作を劇場で観れたことは本当に幸せ。夏休みに従姉妹と映画館を後にした時、暑いだけでない汗がジワリと出ていた。大友作品(漫画)は「童夢」が1番好きだが、映画化ならやはりAKIRA、この世界観と強烈な音楽には劇場が最適。Netflixで久々の鑑賞だが、遠い未来と思っていたのに2019年が舞台だったという衝撃!

原作を知らない人はジャケットから金田をAKIRAかと思うかもしれない。で、肝心なAKIRAが中々登場しない焦らし具合(笑) その間、暴走族グループで下っ端だった鉄雄が人体実験を受けたことで覚醒、今までの鬱憤を晴らしまくる。

実は再鑑賞するまで、あれ?最後どうなった?という疑問があった。再鑑賞して納得、AKIRA登場辺りがピークで、最後は有耶無耶さがあるから。進行もミヤコ様が呆気なく死んだり、あの大作を2時間程度にまとめるのは厳しく、やはりAKIRAの世界を全て知りたい場合は原作を読むしかない。ただ映像と音楽が一体になっただけで映画化した価値は十分にある。