【吹き替え版の太田光ウマイ!あんたぁコレで喰っていけるよ】
父性愛溢れる映画。ストーリーと設定にヒネリはないが、『モンスターズ・インク』ではいっさいふれられていなかった”親”、特に父親の存在がこの映画では重要なファクターに。家族を失ってすっかり厭世的になってしまったマンモスマニーは、道中徐々に心情が変化して行く。無能だがお調子者でムードメーカーのシド、自分たちの捕食者であるディエゴ、そして家族を奪った憎むべき種族の赤ん坊ピンクちゃん(?)との間に疑似家族愛ともいうべきものが芽生える。ここが子を育てている親にはかなりツボに入る泣かせどころ。”ヒト”のもつ”父性”に普遍性を持たせている。是非世のお父さんたちにこそ見て欲しい。
爆笑問題声優対決。どうなることかと思った太田光の吹き替え。コレが実にイイ!よくキャラにあってる。
最初はアクが強くてなじめなかったキャラクターも見慣れてくるのが不思議。あの流れ落ちる水の質感を再現するCGには恐れ入る。