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日本一のワルノリ男のmitakosamaのレビュー・感想・評価

日本一のワルノリ男(1970年製作の映画)
2.7
未DVD化の末期クレイジー映画。しかも悲しいことに今作がヒロイン浜美枝の最後の出演となる。僕の浜美枝が。

ココから3作に共通するのが、
◎植木等のパートナーに加藤茶がなること。
◎田舎から始まり最初はズーズー弁で喋ること。
◎植木等が考えられないくらい派手な真っ赤なスーツを着ること。
などがある。やはり加藤茶の起用は大きいな。クレイジーからドリフへの世代交代の促進が見て取れる。でも当時のドリフの笑いはやっぱり品に欠けるかなぁ。

田舎の教師ヒノモト役の植木等。東京の便座を売る会社に集団就職にきた生徒を訪ねる。生徒に加藤茶、それと内藤洋子。
だが加藤茶は失踪しており、代わりに植木等が捜索しながら、社員として働き出世もしていく。
便器の会社専務に浜美枝。

先ずソープ嬢に見初められてポン引きをする。
ここでトップレスがあるんだよね。今までシリーズでオッパイが直に出ることは無かったのに。

シロウトのモデルを起用して便器の広告をヒットさせる。このモデル役に、この時期によく登板している小山ルミ。演技上手い。しかも僕の浜美枝にちょっと似てて可愛い。
因みに撮影スタジオのロケ地は、スペル星人の基地でお馴染みの百窓ビルだ。
あとカメラマン役に谷啓。

株主総会を切り抜け植木等が社長になるが、加藤茶が見つかるので退任。代わりに加藤茶を社長に収める。
植木等は田舎にかえり教師に戻るが、浜美枝は追いかけて嫁になりに来る。
ええ?このラストは良いのかなあ?せっかく守った会社を簡単に捨てちゃうの?
ウーマンリブなどを盛り込んだ内容だったのに、最後にひっくり返しちゃった。うーん。
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