ネモタス

グリーン・ホーネットのネモタスのレビュー・感想・評価

グリーン・ホーネット(2010年製作の映画)
3.8
悪役初心者グリーン・ホーネット 対 名前を覚えてもらえない悪役チュドノフスキー。
怖がられるにはどうするか? という共通の悩みを持つ者同士の対立構造が面白かった。

悪役のフリして実はヒーローというのもあんまりない設定だし、グリーン・ホーネットとカトーがサークル気分でヒーロー活動するってのも観てて楽しかった。
2人組だと、正反対の性格の人が協力するっていうのはよくあるけど、カトーがブリットより少しクールなだけで、根っこの部分は2人とも同じ軽い感じもまた楽しそう。

オリジナル版でカトーを演じたブルース・リーのスピード感を知っちゃうと、それ以上のアクションを見せるのは難しいだろうと思っていたが、リメイク版(本作)では、カトーの動きのスピードをコントロールするのと、ぐうっと後ろにのびる演出で、また別の新しいアクションだった。

グリーン・ホーネットの愛車ブラックビューティー号には、夢とロマンがいっぱい詰め込まれててワクワクした。

ブリットも新聞社の人間らしく、報道倫理のあり方を考えて行動することで、それが父親を理解する手がかりとなったり、悪を倒すことに繋がったりするのもすごくちゃんとしていた(まぁ、そこでドジっちゃうのもブリットっぽい笑)。
終わり方もオシャレで好き。
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