実話ベース。
かなり重ためでショッキングな映画だった。。
邦題から何となく法廷劇を想像して観たので、ちょっとびっくり。
軍から突然姿を消したイラク帰還兵の息子を探す父親目線で描かれるアメリカの闇。戦争の闇。。
息子から送られてきていた写真や動画のデータ解析が進むにつれて明らかになっていく事件の真相。
父親役のトミー・リー・ジョーンズの渋い表情と哀愁漂う佇まいが印象的。
表情にはあまり出さないけど、内に秘める怒りとか悲しみみたいなものがじわじわと伝わってきてすごく刺さった。。
PTSDって本当に深刻な問題。。
登場人物の掘り下げと伏線、ラストまでの持って行き方がすごく丁寧に描かれていて、『クラッシュ』と同じ監督なの納得。
後味は絶妙に悪いし、邦題には物申したいけど、クライムサスペンスの良作だと思う。