ぴな

告発のときのぴなのレビュー・感想・評価

告発のとき(2007年製作の映画)
3.1
相変わらず邦題はうーーーん、だけれど物語はとても良かった。
実際に起きた事件が基になっているとか。

豪華なゲストに反して、物語は静かに重苦しく進んでいく。
寡黙な役がよく似合うトミー・リー・ジョーンズの演技がリアリティを増す。
遺体と対面した母親のシーンは、その前に惨状を見せられているだけに辛さが伝わってくる。
息子の戦地での姿が徐々に明らかになっていく様や、現地でのこと・事件のことを兵士が淡々と半笑い混じりで話す異常さ。
戦争が与える影響と残酷さを見せつけられる。
アメリカン・スナイパーはPTSDの重さを見せつけられたけど、この作品ではそこに至る前の過程を見せられた気がする。
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