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愛を読むひとのkouseiのレビュー・感想・評価

愛を読むひと(2008年製作の映画)
3.5
その恋には重い秘密がある…

前半と後半でガラリとストーリーが変わる。
ジャンルスイッチというのでしょうか。
ただし、"愛"という作品が伝えたい本質の部分は終始一貫しています。

うーん。なかなか感想が難しい…
面白い!となるのではなく、考えさせれる映画でした。
"我々は同情をしていいのか"
秘密と責任を背負った一人の女性。
一見気の毒だが、現実的に見ればどうだ?
道徳や倫理観を映画の後半で問いかける。

ケイト・ウィンスレットの感情を押し殺した演技が作品の質を高めていましたね。
ベッドシーンの一つ一つの動きも、感情を操る巧みな彼女の表現力が発揮されている。
アカデミー主演女優賞も頷けます。

まだ観てない方はぜひ。
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