2017/11/10(2017/11/27)
世界的ベストセラー『朗読者』をスティーヴン・ダルドリー監督をはじめ、英国人スタッフ・キャストが中心となって映画化した、切なく官能的な愛の物語。
しょうこう熱にかかっていた。
助けてくれたお姉さん。
お礼を言いに行く。
からの、体の関係。
オデュッセイア。
ほぼ毎日、ハンナの元へ。
ドイツ語。戯曲。作者はレッシング。エミリアガロッティ。裸で詠む。
朗読が上手いと言われた。
〝初めて、自信が持てた。〟
からの、バスで会う。
無視する。
〝なんて言えばいいか。君が初めてなんだよ。会って4週間なのに、君無しじゃいられない。失ったら、そう考えるだけで苦しい。〟
ホメロス作、オデュッセイア。
何も恐れはしない。恐れるものなどない。苦しみが募るほど、愛しさも募る。危険は愛をさらに強くし、思いを研ぎ澄まし、ただ一途であらせる。私こそがあなたの天使。命始まりし時より美しき終わりに、天国はあなたを迎え入れて、言うだろう。人間を完全にする唯一のもの、それはまさに愛であると。
チェーホフ作、犬を連れた奥さん。
昇進した。
真っ裸で泳ぐ。
ハイデルベルク大学 法科 1966年
それから、何故か、裁判に。
まさかの、彼女がいた。
シュミッツは朗読をさせていた。
人間らしく、親切でわざと病人や体力のない子を選んで、労働から解放してあげているように見えた。でもそのあとは、アウシュヴィッツ送り。
字の読み書きが出来ない。
被告は隠している。
恥だから。
懲役刑。ハンナだけ、無期懲役。
西ドイツ、ノイシュタット、1976
〝 オデュッセイア 〟
朗読して、テープを送る。
西ベルリン、1980年
〝 テープをありがとう 坊や〟
身元引き受け人になってほしいと連絡が。
大きくなったわね坊や。
なにか学んだことは?
学んだわよ坊や。字を読むことをね。
まさかの遺言的なのものを書いていなくなる。
1995年1月。
お前に話したくて、ここに来たんだよ。
私は15歳だった。ある日学校から帰る途中で具合が悪くなって女の人に助けられた。