「女と男の観覧車」を観た後、若きケイト・ウィンスレットの作品を観たくて、2度目の鑑賞。
後半、なかでも刑務所で二人が会うシーンが興味深かった。
マイケルが「過去のことを考える?」と聞いた時のハンナの答は「私たちのこと?」・・「死んだ者は帰らない」だった。
「じゃあ、学んだものは?」「字を読むこと」と続く会話。曇って行く二人の表情。
この会話の後、別れた後にハンナは小さなうめき声を出す。
ハンナの答が本心かどうかはわからない。ただ、再会し、話して行く中でハンナはわかったのだと思う。
二人はもう若くもなく、昔の二人には戻れない。外へ出てマイケルのそばで暮らすことなど出来やしないのだと。
大勢の人を皆殺しにして生き続けることに対し、ハンナが死をもって贖いたいと思ったのかどうかはよくわからなかった。
マイケルがハンナのために送った数々のテープ。
裁判の時に証言しなかったことへの罪滅ぼしだけではないと私は思ったが、色々な形の愛があると思う。
改めて観てみて、非常に面白い作品だと思った。
前半については、省略🙃