愛を読むひとの作品情報・感想・評価・動画配信

「愛を読むひと」に投稿された感想・評価

留学中に現地で見て、今般再鑑賞。
ドイツ語が理解しきれなかったところを消化しつつ、大筋はわかってる中でハンナの行動を見てると、辛い。。。
ただ、なぜハンナが、一生隠し続けたハンデを負うことになったかは語られない。
全てを擲っても隠さなきゃいけないことだったのか、そこに別のトラウマがあったのか。
ハンデを負ったことに加えて、身寄りや友人やパートナーもいなかったことが、克服のきっかけを失った背景だろうと想像はつくけど。
そして、かつて一緒に観たお姉さんが「期待させては突き放して、あの男何なんだ」と怒ってた意味が今ならわかる。。。
そのときは少年時代の主人公と同じ歳くらいだったから、まあ踏み切れない時もあるよねってくらい。
今観ると「少年時代はともかくとしておっさんになったらちゃんと自己開示/ステップインしろよ…」と思う。
家父長感溢れる父親、温かさのないぎこちない家族、ハンナの失踪なんかを経て、(娘に対しても誰に対しても)心を開けない人になってしまったとちゃんと描かれてるけど。
でも本当に人と繋がろうと思うなら、そのくらい大切な人がいるなら、失敗覚悟で相手の懐に飛び込んだり、相手を受け入れる勇気を持つ必要がある。
最後はその兆しが見えたのが唯一の成長。
ハンナは『オデュッセイア』に泣いたり、文学を楽しんだり、感受性も知性も持った人だったと思う。
刑務所の図書館の本の並びが古い本ばかりだけど妙にカラフルで美しい。
本当はあんなにお洒落な本棚なはずないとは思いつつ、新たな世界が拓けたハンナの目線を代弁してるみたい。
もっと学びが深まって、自身の背負う罪について整理できていたら結末は変わった気がする。
多分、薄々罪の重さに気がつきつつも考えないようにしてて、過去に整理をつけるところまでは考えが追いついてなかった。
だから目を背けたような発言をしてしまった一方で、自分を見た主人公の目のなかに幻滅があることには気付いてしまった。
序盤で「謝る必要なんて誰にもない」と叫んでるのが、内容は関係ないが象徴的。
ずっと自分にそう言い聞かせてきたんだという気がする。
vesper

vesperの感想・評価

3.6
ずっとホロコースト関連の話と思ってたのですが恋愛ものでもありました。

マイケルにとっては人生で一度こんな大恋愛が出来ていいじゃないかと思ってたのですが、だんだんとマイケルの行動が青臭いなとか、人の狡さや罪悪感やらでとても人間臭いなと思いました。

重苦しい映画でしたけど主要キャストのお芝居がとても良かったです。

原作の朗読者との違いが気になりました。
こぶた

こぶたの感想・評価

4.7
すごい軽い気持ちで見始めたら涙止まんなくて、、最近乾燥してきてあれなのにめちゃ水分とんだじゃん🥺

カセットテープに朗読が
私的にめちゃ感動シーンなんだけど!
自分で自分の事を受容できていたら…
どこからでも違った結末になったと思うから私も色々考えちゃったよ、、
元ナチさせ子おばさんと
文学部生の関係性がキショすぎて
その後にどれだけシリアスで
重厚なテーマが提示されても
まったく響かない...

残忍な人種政策に
少しでも関わっていた人なら
みんな極悪人だったのか?
みたいな問題提起をするのに
どうしてわざわざああやって
インモラルな異性関係を
絡ませなければいけなかったのか
まったく分からない

ドイツなのにみんな英語で話すし
風呂場のあのモザイクも
なんとかならなかったのか
   
2020.10.20
「いけない恋」??

恋をするのに年齢や立場が関係あるのかなあ、、

切ない切ない切ないけどハマってしまう2人を見ている私も切ない〜
はる

はるの感想・評価

3.8
ハンナ自身が"自分が非識字者だ"ということをこんなにも恥じていなかったらこのような結末にはならなかったのかな。
語りが少ない作品だったからまだまだ私には完璧に理解するのが難しそう。
何年後かにまた見てみようと思う。
mei

meiの感想・評価

3.9
思っていた内容とはいい意味で違った。ただの恋愛映画ではなくナチスやら裁判やら後半徐々に話が重くなっていく。

社会を動かしているのは"法"だ。
"悪いことか?"ではなく"合法だったか?"
人を殺す時人間は自分で"悪いことだ"と認識しているはずだ。

裁くとはなにか。
それは本当に正しいのだろうか。。
HOHO

HOHOの感想・評価

3.8
《映画の中のナチス④》
舞台は戦後ドイツである。
戦時中、仕事として、当然のこととしてしていたことも、時代が変わると犯罪として罰せられる。
職業的使命感の前に、人命とは軽いものなのか?そう戦後には我々は考えることができ、彼らを批判できる。しかし、実際戦時中に生きた人々は、その環境によってそれをできない精神的な土台を作り上げられたのではないか、とも考えられるのだ。
過去の罪を現行法で裁くという問題点は、東京裁判等への批判として述べられてきたことだ。ナチスや日本の軍部が犯した罪は確かに大きい。しかし、「人が作った法が人を裁く」、その当たり前が本当に正しいことなのか?一面的な都合で人を裁いていないか?法治国家で生きてきた自分をはたと立ち止まらせる。
22

数年ぶりに観た
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