このレビューはネタバレを含みます
冒頭から主人公の調子に乗った若者感にイライラしたが、案の定。一方 独裁者は、本性を出すまでは優しい雰囲気だが、本性出してからのあの恐ろしさの中に、若干の稚拙さを感じた。大きな子供みたい。だが、根本は 主人公の自分勝手さにあり、周りを巻き込んで、自分は半殺しにされたものの、命からがら逃げるように帰国する。だが、失われた命は戻らない。目を背けたくなるような描写があり、酷かった。人間のする事とは思いたくないが、あれが愛憎の姿なのか。恐ろしい。残酷な見せしめを目の当たりにしたショックと、最低男と、稚拙な独裁者って事が脳裏にインパクトとして焼き付いた。