安堵霊タラコフスキー

中国女の安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

中国女(1967年製作の映画)
4.1
アニメ版化物語の神原の散らかった部屋の元ネタ。(何故この作品をチョイスしたのかは不明)

最初見たときは旅芸人の記録同様あまりに前面に出すぎた共産主義思想に辟易したが、今は主義とか関係無しに共産主義やマオイズムをここまで芸術として昇華させる技量に感嘆すらするし、特に電車のシーンの撮り方は端整で無駄が無くて痺れる。

こんな心境の変化も、演出や映像の構図等を感覚的に捉えるようになったが故だろうと我ながら思う。