これは鑑賞を重ねる事で良さがジワジワわかる作品なのでは。とはいえもう一度観たいという欲求は今のところ無い。
「革命は暴力的な略奪だ!」 革命も略奪もかなりの確率で起こらない国生まれの身にとっては、どこか遠い星のお話のよう。過激思想に傾倒するパリのある若者たちの顛末がこんなにもオシャレに描かれていいのか。なかでも作中どっさり出てくる真っ赤なオシャレな本に見えてしまう毛沢東語録から放たれる“赤”が強烈なインパクトだった。
ゴダールの2人目の妻となったアンヌ・ヴィアゼムスキーの顔にずっとモヤモヤを抱えていたが「バルタザールどこへ行く」の少女だったことがわかりスッキリ!