ゆみゆみ

エターナル・サンシャインのゆみゆみのレビュー・感想・評価

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)
3.8
思ってたのと違った。そして良かった。
見せ方がうまいやつ。

【あらすじ】
別れた彼女クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)を訪ねたジョエル(ジム・キャリー)は、彼女がまるで自分を知らないように振る舞う様子に驚く。そしてジョエルはクレメンタインがジョエルの記憶を消す手術を受けていたことを知る。

ジム・キャリーが変顔しないと、こんなに普通の男でイケメンとは…!と驚いてばかりいた。ケイト・ウィンスレットも綺麗。
それにイライジャ・ウッドもマーク・ラファロも好きだし、キャスティングだけで楽しい。
でも彼らの会社の事務員があのスパイダーマンをたぶらかすMJ役のキルスティン・ダンストだった。でもこの役では美人だったな。

で、本題の感想。
原題は「翳りなき心の永遠の陽光」。ポープの詩の一節。劇中でMJじゃなくてメアリーが言ってます。
失った愛の記憶が無くなれば、どんなに楽か。でも出会えば必ずまた新たに輝く。

ストーリーの持って行き方が面白い。そういうことかーと終盤にジワジワ感動する。
人間と人間だもの、完璧なんて無理。どんなに愛した人でも時間がその輝きをくすませてしまう。でもお互いがそれを理解して、また磨くことができれば…。そんな気持ちにさせてくれる。

メアリーパートは心をざわつかせる良いスパイスだった。記憶除去手術の価値が問われる。メアリーでもやっぱり結果は同じだったんだ。

ラストには穏やかな心持ちにしてくれる良質の作品でした。
ゆみゆみ

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