ジム・キャリーのラブストーリー?
ジム・キャリーはやっぱコメディでしょ!
そもそもジャケットが誰と誰だかわからない。
そんな理由から敬遠していた作品。
よく知らないもんだから、イライジャ・ウッド、マーク・ラファロ、キルスティン・ダンスト…続々と出てくる名俳優達には驚いた。
奥手で無口な男性ジョエル(ジム・キャリー)。気分屋で感性で生きる女性クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)。運命的な出会いを果たした2人も、互いに擦れ違う様になり、クレメンタインは記憶除去手術を受け、ジョエルに関する記憶を失くす。失意のジョエルもまたクレメンタインに関する記憶を消そうとするが…。
ちょ、ちょ、ちょっと待って。
記憶除去手術!?
物語についていけないワタシ。
いかがわしい会社のいかがわしいメンツ(マーク・ラファロ達)が脳外科手術とは違うベクトルで、ヘンテコヘルメットをジョエルに被せてPCをピコピコしている。何だかとってもファンタジー。
この映画、時系列が作為的にいじくられているので観るには少々考察が必要。
物語についていけないワタシ。
この映画の醍醐味はジョエルの脳内(記憶)をいくつものシーンで繋ぎ合わせながら、その中でクレメンタインが文字通り消えていく様子を様々な視覚効果で見せてくれる所。その展開はジェットコースターの如く早く、サクサク消えていくかつて愛した恋人(との記憶)。途中心変わりして、手術を阻止すべく記憶の中を逃げ惑うジョエルとクレメンタイン。
ちょ、ちょ、ちょっと展開が早くて
物語についていけないワタシ。
無口なジム・キャリーなんて…と思っていたが、なるほど彼がキャスティングされなければならない必然性がこの映画にはある。彼の脳内記憶を描くシークエンスはコメディ色が強くなるので、彼でないと務まらないのだ。
そして、自由奔放なクレメンタインを演じるケイト・ウィンスレットが魅力的!髪の色が青だったり赤だったり。こういう人に惹かれるの、わかるなぁ。
氷上で星を眺めるシーンは素敵だなぁ。
物語の中で迷子にならない為には、クレメンタインの髪の色で時系列を読み解くのが肝要。
それでも
物語についていけないワタシ。
そうか、ストロングゼロを飲みながら観る映画ではなかったか。
かなりカオスなジョエルの脳内。
それを読み解こうとする僕の脳内もかなりカオス。
かなり凝った作りだし、好きになれる筈なのに。これを観るならノンアルコールで挑まなければ駄目だわ。
酔っ払った上で導き出した結論としては、本当に好きな人なら記憶が消えてもまた必然的に恋に落ちるし、たとえまた擦れ違っていっても、やり直し出来るんじゃない?って事かな。←自信ない。