Haco

エターナル・サンシャインのHacoのネタバレレビュー・内容・結末

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

「消す」「戻る」「消える」
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一度挫折した経験があったこの映画なんだけど、今日朝4時から観てみた。すごく好き。

街中でぽつりぽつりと消されていく人々。表現が面白い。
暗闇に追いかけられるみたいに消えていく記憶に迫られられる中で、2人一緒に逃げる。
記憶からさらに前の記憶へと逃げる時、部屋の中なのに雨が降ったり。
抗えないものに対して一生懸命なのがなんだか微笑ましかった。

〝開けたら辛くなるから蓋をしておきたいような記憶〟ってある。
本当は心がギスギスするみたいな痛みなのだけれど、しばらく経ったらまあいいか、って赦せるようになった。

とりあえず、好きだった人と一緒に過ごした思い出が頭から離れないのなら、せめてあの時とは違うように部屋の中の配置を変えるとか、模様替えをするとか、そんなことなんだと思う。

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ジョエルは恋人のクレメンタインと喧嘩別れ。仲直りしようと思っていた最中、「クレメンタインが自分の記憶を全て消去した」ことを知らせる一通の手紙が彼の元に届く。

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ミシェルゴンドリーの手がけたMV、カイリーミノーグの“Come into my world”も授業で見ました。とても面白かった。
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