メラ

エターナル・サンシャインのメラのレビュー・感想・評価

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)
4.8
人との思い出はかけがえのないものであり、価値のある物は日が経つにつれて重みを失う・それと同時に失いそうになることで重みを増すメッセージ性が凄まじいラブロマンス映画でした。個人的にラブロマンス映画として最高峰の映画になりました。

 深層心理を題材にしたSF要素の奥深さと映像で魅せる楽しさ、ストーリーの構成とディテールの変化がもう素晴らしいです。記憶を消すというSF要素と記憶を消すことへの無意識な抗い、夢の中を逃げ回って消されない作戦…など面白いアイデアがいっぱい詰まっていて見てて楽しかった!
それだけに留まらず、いわゆる主人公たちの敵的なポジションの人たちが口にする「忘却はよりよき前進を生む」、「忘却は許すこと」…など恋で傷ついた記憶を消すことへの正当化とアンチテーゼを通じた「人との思い出の多面さの良さ」を映すところがストーリーの構成として秀逸で予想以上に見応えがあると思います。

 あとこの映画に出てくる人たち皆が面白くて、クズだけど憎めない人間っぽさがあったし主人公、主人公の恋人、記憶を消そうとする敵共に魅力的でこの映画の良さを更に引き立てていたかな。

 この前に見たパルプ・フィクションしかり、点と点が繋がる下りが天才的な映画は2回目に見た時に印象が変わる映画だと思います。
キャラクターの魅力さ、ストーリーの奥深さ、ラブロマンスの秀逸さが詰まった面白い映画でオススメです!