もやマン

エターナル・サンシャインのもやマンのレビュー・感想・評価

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)
4.3
観るの2回目なんだけどそれでも最高だった!

究極的には愛っていうのはこういうことを言うんだろうなあって思う。
ラブストーリーとしても好きなんだけど、脚本がいちばんの魅力だよな。
記憶や夢を題材にしたものはこれまでにもたくさんあって、それの質を他の作品と比べるとそりゃ名作SF映画群には劣るのだが、この映画にはそれを凌駕する普遍性と共感性があり、独創性がある。独特な世界観と、映像表現は、作り手の作家性が見えるところだ。

そして、この物語には恋愛における要素のほとんどが詰められている。
運命の相手との最高の出会いから、最悪の別れ。別れ方史上最も残酷な別れ方なんじゃないだろうか(笑)
女が、自分の記憶からあいつに関わること全てを消す!っていう必殺技。
これを知った男が、じゃあ俺も消す!っていうカウンター。


そこからがもう泣けるんですよね。
中身は言えないけど。


ラストはすっごく好き。
また酷い別れが待ってるかもしれないと2人は知ってるけど、笑って、その選択をする。
そんな2人が、愛おしく、切ない。

大好きな映画です。
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