メル

エレベーターを降りて左のメルのレビュー・感想・評価

エレベーターを降りて左(1988年製作の映画)
3.7
パリのアパルトマンを舞台にしたドタバタ系喜劇。

エレベーターを降りて左側には画家イアンの部屋がある。
その右隣の部屋は魅力的なエヴァと嫉妬深いボリスのカップル。このふたりが兎に角はた迷惑なのです。

イアンには片思いの女性がいて彼女がやっと自分の部屋を訪ねてくれることになったその日、お隣のエヴァが下着姿でイアンの部屋にやって来た。

行き違いの誤解が又誤解を招き、3人が4人に4人が5人に次々とメンバーが増えて警察も交えての大騒ぎ。

ハイヒールに下着を絡ませてエレベーターに乗り込む場面は笑います。
自動ロックの扉が風でやたらと閉まります、そして閉め出される者が続出。

ロマーヌ・ボーランジェのお父さんリシャール・ボーランジェが嫉妬深い男を体を張って汗だくでやってます。

立派な大人が揃いも揃って感情剥き出しで騒ぐシーンは好き嫌いありそうですが、全てがあっさりと何事も無かったかの様に解決しちゃうのはフランスならでは。

何と言っても「美しき諍い女」のエマニュエル・ベアールの瑞々しい若さと可愛らしさ炸裂の作品。
メル

メル