エリオット

デッドエンドのエリオットのレビュー・感想・評価

デッドエンド(1937年製作の映画)
4.1
サミュエル・ゴールドウィン製作、リリアン・ヘルマン脚本、ウィリアム・ワイラー監督のノワールというよりは人間ドラマ

ニューヨークの摩天楼が見渡せる景色からカメラが地上に降りてきて貧民街と上流階級の背の高い建物が隣り合うセットを正面にとらえるファーストショット(それとは真反対に移動するラストショット)が素晴らしい!
他も撮影がいいなと思ったら撮影監督はグレッグ・トーランドだった

セットもとてもよく出来ていて、見下ろす金持ちと見上げる貧乏人という対比が常に一つの画面に現れる

ほぼ川岸に通りが突き当たった行き止まり(デッドエンド)の一角のみを舞台とする、人生に行き詰まった(こちらもデットエンドな)大人たちと少年たちの物語

ハンフリー・ボガートは悪事に手を染めることでこの街から抜け出したにもかかわらず、母親と初恋の相手に会うため危険を承知で戻ってくるちょっとウエットなギャングの役だった。