いち

長州ファイブのいちのレビュー・感想・評価

長州ファイブ(2006年製作の映画)
3.5
幕末の若者の熱き魂を見習おう!


長州ファイブを知ってるという人はあまりいないでしょう。
一応高校の資料集にも載っていますが、初代内閣総理大臣の伊藤博文、外務大臣井上馨、造幣局の遠藤謹助(大阪の造幣局の桜を作ったことも有名です)、日本の工学の父、山尾庸三(彼が映画の主人公で松田龍平さんが演じてます)、日本の鉄道の父、井上勝の5人のことです。これなら知ってる人もいるはず。

彼らは外国人はすべて追いかえせという風潮が強かった長州藩にいながらも、外国は悪なのかと思い、密航し、欧州で自ら学び、日本にその技術を持ち帰ったすごい若者達。
彼らが主役のこの映画は、長州ファイブ好きな歴女もおじさまも短い時間の中では納得の出来かと思います。
しかも、伊藤と井上の船の上で大変なことになるあの面白シーンまで入れてくれるなんて(長州ファイブ好きなら有名なシーン)なかなか濃かったです。

けれども、山尾の恋愛パートはあんまり入らなかったかなぁと思います。だったら、そのまま帰国まで描けばいいのになぁと思いました。ラストがあれ終わり?なのも残念です。

また、歴史知識は高校レベルまでは必要なので、少しご注意を(背景の説明が少ないというか幕末は分かりにくい)
ただ、高校生にとってはきっと歴史の勉強として観るなら面白い教材になることは間違いないし、伊藤博文の女好きなシーン(海外の女性にも手を出すよ!)など人間らしいシーンを観たら、歴史上の人物に親近感を持てると思います。

若者であっても、学ぶことで、そして、勇気ある行動で自分はもちろん社会を変えることができることを感じることができ、希望がもてるそんな映画でした。