マレーシア映画。
ある高校で、音楽コンクール“タレンタイム”（マレーシア英語で学生の芸能コンテストのこと）が開催される。ピアノの上手な女子学生ムルーは、耳の聞こえないマヘシュと恋に落ちる。二胡を演奏する優等生カーホウは、成績優秀で歌もギターも上手な転入生ハフィズに成績トップの座を奪われ、わだかまりを感じている。マヘシュの叔父に起きる悲劇、ムルーとの交際に強く反対するマヘシュの母、闘病を続けるハフィズの母……。マレー系、インド系、中国系…民族や宗教の違いによる葛藤も抱えながら、彼らはいよいよコンクール当日を迎える――。
多民族国家の群像劇。見た第一の感想は「…登場人物が多くてよくわからん…」だった。なので、あらすじサイトであらすじを見てみたのだが…。
この映画、Filmarksでは、映画通のフォロイーさんたちが星4.5以上を叩き出してるお化け映画でビビった。平均レビューが星4.1というのもかなり高い。
うーん、言語や宗教の壁の障壁が高い多民族社会のマレーシアならではの作品というか、「それでも心は通わせられる」といった作品のようだ。
しかし…私の好みかというとそこまでハマらず、というのが正直なところだった。いや、（たぶん）素晴らしい作品であることは間違いないと思うのだけど。ラストの歌の場面とかきちんとエモーショナルな場面になってるし。
ただ私には、この映画の素晴らしさを十二分に理解できる素養がなかった、そんな感じがする…
