ちはな

タレンタイム〜優しい歌のちはなのレビュー・感想・評価

タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)
4.0
『君を傷つけないと約束したら ずっとそばにいてくれる?』

8年の時を経ての劇場公開
試写会 行かせていただきました
(シネアーツ試写室 とっても観やすくて好き♡)

ピュアだぜ 全くもってピュア
ちはなさん胸が痛くなって 感涙( ´༎ຶㅂ༎ຶ`)(お子達 みんないい子なんだもん)

マレーシアのとある高校で行われる音楽に関するコンクール『タレンタイム』
生徒の中から選抜されるのは7人
マドンナ的存在のムルーと彼女の送迎係に選ばれたマヘシュとの恋
母子家庭でりながら 母が末期の脳腫瘍で入院中の優等生 ハフィズ
学業優秀だがハフィズにトップを奪われ彼に敵対心を抱くカーホウ
それぞれの家庭の状況と彼ら自身が丁寧に描かれています

他国民社会であるマレーシア
言語も多様でマレー語・英語・広東語などが飛び交います
1人で何ヶ国語話せるなんて羨ましいと思う反面
宗教的な事で揉め事があったり不安定な部分もある

自分の気持ちに素直になること
思いを貫いて生きることで得られる幸せ
自分が死ぬ時 後悔のない生き方が出来たらいいなぁと
とても大切なものに気付かされる映画でした

生徒達が歌う曲や挿入歌も心に響く素敵な曲ばかり

監督であるヤスミン・アフマドさんは2009年本国でこの作品が公開された直後に亡くなられているのですがこんな言葉を残しているそうです
『私が死んだらみんな私の名前は忘れてもいい。でも私が作った物語はずっと覚えていてほしい』
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