タレンタイム〜優しい歌のTaijuのネタバレレビュー・内容・結末

2009年に他界されたヤスミン・アフマドの遺作。

ビジャブをきた女性のすぐ側に、デコルテの出たスクエアネックのカットソーを纏う女性がいる。マレーシアでは日常の風景だ。

本作でも中国語（広東語かな?）、英語、マレー語、ヒンディー語が用いられ、多様な人種の登場人物が映し出される。

冒頭からマヘシュが全然話さず、ムルーに対して挨拶さえ返さなかったことに、変な人だなと思っていた。ハフィズがマヘシュの聴覚障がいの事を話した時に、「あっ」となり、ムルーの感情にシンパシーする。映画の中にまんまとのめり込んだ。

恋愛をおむつ姿の子供達（キューピット）、死をイチゴで表現するなど、独特な感性で面白い。