花とみつばち

酔いどれ天使の花とみつばちのレビュー・感想・評価

酔いどれ天使(1948年製作の映画)
3.5
戦後わずかに作られた作品。
道や道路も整備されておらず、泥水と水溜まりの映像が映しだされる。戦後の復興がまだ進んでいないのがわかる。
志村喬の人となりが映像から飛び出す程にわかりやすく、情に厚い医師の姿が見ていて心安らぐ。
ヤクザの三船敏郎は精悍な顔立ちが印象的で花一輪持ち出すのがダンディである。
そんな対照的な2人のやり取りが面白く、強気でも夢で棺の中の自分に追い掛けられる夢の三船敏郎は幻想的なシーン。
千石規子の台詞にある様に、三船敏郎が可哀想だった。
笠置シヅ子のワアオ アオ アオはなかなか斬新な曲。
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