トランスマスター

フリージャックのトランスマスターのレビュー・感想・評価

フリージャック(1992年製作の映画)
3.0
♯114(2025年)1992年から見た近未来の2009年

ロバート・シェクリイ著
『不死株式会社』の映画化

1992年レース中に事故に遭ったアレックス(エミリオ・エステベス)は、死の瞬間に2009年の未来へ転送される。そこでは富裕層が若い肉体に精神を移して永遠の命を得る技術が存在し、アレックスは“フリージャック”として身体の乗っ取り対象として狙われていた。彼はかつての恋人ジュリーの助けを得て逃亡を続け、やがて自分の肉体を奪おうとする企業の陰謀に立ち向かう。賞金稼ぎや企業の権力者との攻防の末、アレックスは自らの存在を証明し、自由を勝ち取る豪華キャスト近未来SFです。

◆良い点/注目ポイント
・キャストが豪華
エミリオ・エステベス、アンソニー・ホプキンス、ミックジャガー!
・『トータル・リコール』のような流線型のフォルムをしたEV車や、ビデオ会議システム、あまり90年代と変わらない服装や髪型など当たっている技術も複数有ります。
・富と権力をもってしてもオキニの愛は買えない。

◆改善点
・フリージャックに賞金をかけられている理由や、青い制服の光線銃を使う軍団とミックジャガー率いる通常兵器の軍団が敵なのか同士なのかわかりませんでした。

◆総括
・若きF1レーサーが未来にタイムスリップし、自らの肉体を狙う巨大企業の陰謀と戦う90年代SFアクション。

1992年制作当時
制作予算3000万$
興行成績1700万$
大赤字映画です。

主演のエミリオ・エステベスは「アクションばかりに固執して失望した。」

1991年『羊たちの沈黙』でブレイクしたアンソニー・ホプキンスが「ひどい映画だ」と酷評

ミックジャガーは「脚本を読んでから出演を決めるべきだった。」

と出演者のみなさんの黒歴史になっています。

またこの作品はサブスク非公開、DVDレンタル無し、セルDVD廃盤でプレミアム価格、セルBlu-rayが2,000円ぐらいなのでなんとか購入できました。

正直めちゃくちゃつまらないのですが、勿体無いのであと何回か見直します。

サブスクやレンタル解禁を熱望する映画
『タイムアクセル12:01』
『スタンダールシンドローム』
『ピクニック・アット・ハンギング・ロック』
『ザ・ドライバー』
『要塞警察』
『フォクシー・ブラウン』
『コフィー』
『だめんずコップ2』
『スパルタ総攻撃』
『ローズ秘密の頁』
これらのセルDVDはお値段が張りますのでサブスクで解禁されることを祈るばかりです。

-2025年114本目-