leyla

マイ・ブルーベリー・ナイツのleylaのレビュー・感想・評価

4.0
タイトルとジャケットに惹かれて鑑賞。
「失恋の傷を癒やしてくれたのは、1つのブルーベリー・パイだった」
キャッチコピーが全てを言い表してます。

いわゆる雰囲気オシャレ映画。ロードムービーでもあります。
ストーリーは、あるようでないようで。物語性や刺激や感動を求める人にはオススメしません。

私はかなり好きなタイプ。
カメラワーク、色彩、ウォン・カーウァイ監督のセンスと世界観が素敵すぎる。
ライ・クーダーが音楽を担当。どの曲も雰囲気にハマっていてMVのよう。



👇ここからネタバレあり

エリザベス(ノラ・ジョーンズ)は、振られた彼のアパートの向かいにあるジェレミー(ジュード・ロウ)がオーナーをするカフェに通う。

そこで毎晩、美味しいのになぜか売れ残ってしまうブルーベリーパイを食べる。

ブルーベリーパイは、他のパイよりまずいから売れ残るわけじゃなく「ただ選ばれないだけ」と言うジェレミー。振られたエリザベスには癒やされる言葉。

ここから恋愛になるのかと思いきや、エリザベスは終わった恋に踏ん切りをつけるために旅に出ます。時折ポストカードを送るつながり。

NYから離れ、いろんな人と出会いちょっぴり成長して10ヶ月後、ふたたびNYへ。

あの日と同じくジェレミーのカフェでブルーベリーパイを食べる寒い冬の夜。

ずっと離れていた2人なのに、心の距離は出会った時より近づいていました。
そこで物語は終わります。

ジュード・ロウにはそんなに興味がなかったけど、これはカッコいい!
主役を演じたノラ・ジョーンズも自然体でよかったし、旅先で出会うナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズも美しかった。

ラブストーリーなのに、2人が一緒にいるシーンは最初と最後だけ。ベタっとしてないのがいい。
ラストのキスシーンがgood💓💓💓

ブルーベリーパイ×バニラアイスが食べたくなります💕
leyla

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