タイトルとジャケットに惹かれて鑑賞。
「失恋の傷を癒やしてくれたのは、1つのブルーベリー・パイだった」
キャッチコピーが全てを言い表してます。
いわゆる雰囲気オシャレ映画。ロードムービーでもあります。
ストーリーは、あるようでないようで。物語性や刺激や感動を求める人にはオススメしません。
私はかなり好きなタイプ。
カメラワーク、色彩、ウォン・カーウァイ監督のセンスと世界観が素敵すぎる。
ライ・クーダーが音楽を担当。どの曲も雰囲気にハマっていてMVのよう。
👇ここからネタバレあり
エリザベス(ノラ・ジョーンズ)は、振られた彼のアパートの向かいにあるジェレミー(ジュード・ロウ)がオーナーをするカフェに通う。
そこで毎晩、美味しいのになぜか売れ残ってしまうブルーベリーパイを食べる。
ブルーベリーパイは、他のパイよりまずいから売れ残るわけじゃなく「ただ選ばれないだけ」と言うジェレミー。振られたエリザベスには癒やされる言葉。
ここから恋愛になるのかと思いきや、エリザベスは終わった恋に踏ん切りをつけるために旅に出ます。時折ポストカードを送るつながり。
NYから離れ、いろんな人と出会いちょっぴり成長して10ヶ月後、ふたたびNYへ。
あの日と同じくジェレミーのカフェでブルーベリーパイを食べる寒い冬の夜。
ずっと離れていた2人なのに、心の距離は出会った時より近づいていました。
そこで物語は終わります。
ジュード・ロウにはそんなに興味がなかったけど、これはカッコいい!
主役を演じたノラ・ジョーンズも自然体でよかったし、旅先で出会うナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズも美しかった。
ラブストーリーなのに、2人が一緒にいるシーンは最初と最後だけ。ベタっとしてないのがいい。
ラストのキスシーンがgood💓💓💓
ブルーベリーパイ×バニラアイスが食べたくなります💕