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マイ・ブルーベリー・ナイツのsnatchのレビュー・感想・評価

3.4
人生は酸っぱくて苦いけれど甘い生クリームもそばにいる。そんな映画…かな😀
若い時に観まくった王家衛の映画、久しぶりに観てみました。当時は凝りまくった洒落た映像と音楽に夢中になったものです。

洗練された映像のきらめきや色味、ネオン、サングラス、時計、金髪が…懐かしい「欲望の翼」と見比べたくなった。カメラマンが変わったのに不思議にも同じ呼吸で出来上がっていて、場所は香港からアメリカへ、広東語から英語へというのがなんか私には奇妙な感覚。人を覗き見、観察するような感触も相変わらず。でも、この映画はそれだけではなかった。大人になったウォン・カーウェイ!←偉そうにスミマセン🙇‍♀️観ている私が少しは大人になったという事か😅
手痛い別れを経験し、遠い場所で、彼を忘れるために眠れないからと一日中仕事する。その遠い回り道をしている間に、自分から、自分や他人を放してあげられない人々に出会い、いろいろな人生の形を見ているうちに、人にしがみつかない自分というものが生まれていく←ここが好きだな。彼女の顔つきが違う。そして新しい愛を喜び確かめる映画だったと思う。
ラストがジワジワと来るか〰︎とキテ、やっぱりキター‼︎キメすぎでしょ🤩
ジュード・ロウの声はやっぱいいー‼︎ あとですね、デヴィッド・ストラザーンさんの円熟した演技に見惚れた☺️
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