似太郎

ウォール・ストリートの似太郎のレビュー・感想・評価

ウォール・ストリート(2010年製作の映画)
3.9
【こんな筈じゃなかった感】

資本主義が終焉することに今更気付いても遅いんじゃい!😭とツッコミを入れたくなる作品だが、さすがに巨匠オリヴァー・ストーンだけはあり手堅い画作りと構成力は特筆すべきものがある。

前作『ウォール街』と比較し、終始陰湿な雰囲気が漂っているのが本作の特徴。主人公を演じるシャイア・ラブーフに全く魅力が無いのが致命的ではある。むしろ彼の妻を演じたキャリー・マリガンの方が遥かに感情移入しやすい。マネーゲームの終わりは世界の終わりだった…。🌍💸

あと、デヴィッド・バーン&ブライアン・イーノによるエンディング・テーマ。あれは駄目だろう。また同じ馬鹿(経済成長)を繰り返すことに賛同してるみたいで非常に胸糞悪い。中途半端にハッピーエンドみたいにするな!と言いたくなる。
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