川島雄三鑑賞2作目
「幕末太陽傳」がオールタイムベストなので楽しみにしてました。
東京江東区に存在した赤線地帯洲崎を舞台に放浪してきた男と女が定職に就こうとするが、お互いの関係が悪化していく。
とにかくこの物語は離れられない男と女の愚かさを不思議に描いている。
どちらも嫉妬深くて欲張りで、でも完全に縁を絶つことができない。
これはすごく昔のステレオタイプの愛に見えるが、現在でもこのような男と女は山ほどいると思う。
でも、結局は幸せだと思ってしまう。どんなに情けなくても金がなくても愛してしまうのだから。
僕はまだまだこの男と女の関係が分からないですが、この映画は少し教えてくれたような気がしました。