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ゆれるのHeroのレビュー・感想・評価

ゆれる(2006年製作の映画)
4.2
東京で写真家として成功した弟。実家で家業を継ぐ兄。ある出来事をきっかけに起こる対照的な兄弟の心理的葛藤を描いたヒューマンドラマ。

香川照之の怪演とか、絶妙なロケーションとか、色々よかった点はあるが、とにかく監督のセンスがすごすぎる。普段、無意識のうちに行ってる行為を、意識的に無意識に見えるように計算した立ち位置だったり動きだったりセリフだったり。とにかく観てもらいたい。
あとは、同じフレーム内に2人の被写体を収めてピントによって心情を描くという。これも監督の演出ですか?天才ですか?
極めつけは、タイトルにもあるゆれる。あるシーンでカメラが揺れだしたんですよ。まるで兄弟の心情を表現するかのように。あれも監督の演出ですか?天才ですか?
そして、ラストシーンね!やばいね。あそこで切るかという絶妙なタイミング!もしかして、監督の演出ですか?天才ですか?

西川美和という天才を見つけました。
邦画も観なければという使命感が生まれました。

エンディング曲も気に入ったので付録として、カリフラワーズ『うちに帰ろう』https://youtu.be/Vhcxbi4ekdg

2016-10